刑事事件の「有罪」判決の種類と刑罰の違いについて

「有罪」判決には2種類あります

身をすくめる赤いドレスの女性刑事事件の被告人として公判で裁かれた場合、公判の最終局面で判決の言い渡しを受けることになります。
判決は、有罪と無罪の2種類に分けることができますが、有罪になったからと言って、すぐに刑の執行を受けることになるとは限りません。
なぜかというと、実刑判決を受ける場合と執行猶予付判決を受ける場合とがあるからです。

「実刑判決」と「執行猶予付判決」の違い

実刑判決を下された場合

 実刑判決を受けた場合は、その後直ちに刑務所に収容されることになります。
裁判所から直接刑務所に収監されることになるわけではありませんが、あまり時間的な余裕はありません。
もちろん懲役刑ではなく罰金刑の言い渡しを受けることもあります。
その場合も、決められた期限までに罰金を納付することができないと、ペナルティを課せられることになります。
懲役刑で刑務所に収容されてしまうと、当然のことながら仕事を続けることができなくなってしまいます。
会社によって扱いに差がありますが、犯罪を犯して刑事罰を課せられた場合は懲戒免職になるという定めが就業規則にある会社が大半です。
なので実刑判決を受ければ、クビになってしまうのが普通です。
また、無事に刑期を終えて刑務所から出てきても、そのような理由でブランクができてしまっている場合、社会復帰するのは容易なことではありません。

執行猶予付判決が下された場合

 一方、執行猶予付判決を受けた場合は、猶予期間中に再び犯罪を行わなければ、言い渡された刑罰を受ける必要がなくなります。
たとえ懲役刑の判決を下されてもすぐに刑務所に入る必要がありませんので、被告人は今まで通りの生活を送り続けることができます。
ただし、執行猶予期間中に他の犯罪を行うと、執行猶予が即座に取り消され、直ちに刑務所に収容されることになっています。
また、以前下された刑罰に加えて、新たに犯した犯罪に対する刑罰も加算されることになるため、かなり長期間の服役になる可能性があります。