刑事事件の取り調べで行われる「供述調書」の作成について

取り調べの「供述調書」が重要な理由

刑事事件の取り調べとは、捜査機関が被疑者や事件関係者から話を聞くことを総称してこう呼んでいます。
事件の内容を把握するためにとても重要視されることで、この取調べ中に被疑者や参考人が話した内容は供述調書と呼ばれる書面に記録されることとなり、裁判が行われた場合に証拠となる可能性が高くなります。
被疑者は自分のいいわけを聞いてもらう機会にもなるため、同じく重要な書類となるのです。

取り調べを受ける実際の状況

被疑者の取調べについては、自宅にいるときに行われるものと、身柄を拘束されて警察などの施設において行われるものとがあります。
身柄を拘束された取調べは取調室に出頭して滞留する義務が生じることになるのです。
捜査機関から取り調べの要請を受けた場合には出頭の義務はありません。
ただし、要請に応じない場合、被疑者ですと逮捕状を請求されることもありますので注意が必要となります。

取り調べ前に弁護士に依頼することが致命的に大切です

事件が発覚して取り調べを受けることになった場合、早めに弁護士に相談をしてください。
取り調べが始まる前にアドバイスを受けるなりコンタクトをとっておくことが重要になります。
供述は証拠として残ってしまいますので、調書が一度、作られてからでは遅いのです。

取り調べ中は拘留されてしまいます

逮捕されて取り調べを受ける場合は、拘留期間が設けられ、その間は帰宅できない状況に陥ります。
長ければ10日から20日近く拘留されることもあり、保釈されるためには一定の要件を満たす必要がでてきます。
重大事件や、常習犯と認められる場合、また証拠隠滅をはかる恐れがあるとされた場合、被害者を脅したりする可能性がある場合、被告人の住所や氏名がわからない場合は保釈の請求をしても却下される可能性が高まることになるのです。
したがってこうした調べを受けることで当面自由を奪われてしまうことも想定しておく必要があるといえるのです。